「知り合い…?」

椎名さんが席に戻ると尋ねてくる。

「結菜の彼氏の親友です。びっくりしました〜」

「ふぅーん、そっか…」

私はパンケーキとチョコモカをつつきながら、

この後の予定をきく。

「今日このあとどうしますか?晩御飯の買い出しには寄りたいんですが…」

「もう買うものは大丈夫なの?」

少し苦いのを挟みたいなと思っていたら、

椎名さんがコーヒーを差し出してくれる。

「ありがとうございます!買うものは大丈夫です!」

「そっか、じゃああと一件だけいいかな?」

椎名さんも買いたいものがあるのかな?

私は頷く。

休憩が終わって、クロくんに挨拶をした後、次の店に向かう。

あ、可愛いお店!

すごく大人っぽくて、でも色使いはとても可愛い雑貨や小物が並ぶ店に椎名さんが入る。

え、椎名さんが寄りたいのここ?

「美夜、ちょっと見ててくれる?すぐ戻る。」

私は頷く。