入ってきたのは、椎名さんと、
男の人3人と女の人4人。
私はパニックになって、慌ててお辞儀して自分の部屋に走る。
えっと、お客様?
お茶出した方がいいのかな、
それともいない方がいいのかな。
出てこない方が良かった…?
もうすぐ10時になろうとしているころ。
明日土曜日でお休みだからこれからパーティー?飲み会?でもするのかな?
たくさんの疑問が浮かんで、
落ち着かなくて部屋を歩き回っていると、
コンコンとノックされる。
「美夜、ごめん、驚かせたな。来るなって言ってんのにアイツらが言うこと聞かなくて…ごめんな?」
「あ、いえ、えっと、大丈夫です。私はどうすればいいですか?」
「えっと紹介したいんだけどいいかな?」
えっ、紹介!?
私は慌てて部屋着から、コンビニに行けるくらいの格好に着替える。
すっぴんは元々だけど…
大丈夫かな…
ゆっくりドアを開けると、
椎名さんが申し訳なさそうに立っていた。

