日がたつにつれて、
椎名さんとの生活にもなれてきた。
きちんと頼ることもできるようになった…と思うし、
任せてもらえることも増えた…気もする。
「最近、椎名さんとはどうなの?」
と結菜に聞かれる。
「どうって….椎名さんのおかげで上手くやっていけているとは思う。」
そーいうことじゃないんだけどーっと、
結菜が文句を言う。
どういうこと?
椎名さんは最近少し忙しいのか、
家にいる時間は少ない。
今日も出張だと言っていて、
一泊するらしい。
体調崩したりしなきゃいいけど…。
一人の家は寂しい。
早く帰ってこないかなぁ〜。
そういうわけもあって、
久々にお弁当を作らなかったから、
食堂で結菜たちと食べることにしたのだけど、
席が4つ空いてるとこがない。
二人がご飯を取りに行ってくれている間に、
席を確保しようと思ったのに…