驚いたのはそのあとすぐ。
美夜が自分にもついだお茶を片手に、
俺の隣に座ったのだ。
え。
本人は勇気を出して座ったのか、
背筋がピンと伸びてて、
チラチラこちらの様子を伺っている。
っ〜
なんだよ、一度大丈夫だと思うと、
途端にガード緩める系か。
恐ろしいな。
とか言いつつも、
嬉しさが勝っている。
ほんと猫みたいだな…
どうするのが正解なのか…と考えながら、資料に目を向ける。
構うべき?ほっとくべき?
頭の中は構いたいが占領しては…いる。
資料をもってない左手を美夜の方に置くと、
美夜に尻尾が生えてたら絶対ふりふりしてんなってほどに、嬉しそうに、
美夜が俺の手にゆっくり自分の手を重ねる。
「ふふっ…///」
えらくご機嫌そうに手を重ねたまま、
座ってる。
はぁ。
可愛すぎる…