美味しい!
運ばれてきたものを口に含む。
「で、なんで美夜ちゃんを飼おうと思ったんですか?」
飼うって…
まぁ間違いじゃないけどさぁ〜
椎名さんも笑ってる。
「んー、直感かな。」
直感…
私は直感を感じる間もなく気づいたら気を失ってたなぁ…
「椎名さんのお仕事は?」
廉斗が尋ねる。
「会社経営…かな。怪しい仕事ではないよ。」
と少し濁しながら答える。
そのあともいろんな質問に答えてくれた。
色々隠されたままではあるけど。
「んじゃ、俺からも質問していい?」
椎名さんの言葉に、
3人が頷く。
「美夜はどんな感じなの?3人の前だと。」
え、私?
どんなって…
「身長も高いし、美女だからとっつきにくいとみんなには思われてますが、一番危なっかしいというか、抜けてます。」
結菜…えー、とっつきにくいのー?
美女は、なんか嬉しい。
結菜に褒められるってそうそうないしなぁって照れてたら、
「お前、褒められてはないからな。」
と湊。
え、褒められてなかったのか。
「あとは、やっぱモテますね。」
廉斗の回答に、
「でも俺らの前では末っ子感満載だよなぁ」
湊め。

