カフェについて、各々好きなものを頼んでいく中で一人迷う。

お金絶対椎名さん払っちゃうだろうし、

自分のお財布の中身をみて、

出来るだけ安いもの…

みんなケーキセットやドーナツセットを頼んでいる。

パフェ美味しそう…

でもパフェセットは高いしなぁ

パフェだけにしようかなぁ

でもここのフレンチトーストも美味しそう…

「美夜ちゃん、早く決めなよ〜」

「まって結菜〜んー…」

店員さんも困るだろうしと、

どちらにしようか…と指差しをしようとしたら、

「じゃあ、フレンチトーストセットと、この季節のパフェセットで。」

「え、椎名さんそんな食べるんですか?」

私は思ったことを言う。

「バカか、お前は。」

と湊に返される。

なんだと。

「あー…飲み物はホットコーヒー2つで。以上で大丈夫です。」

え、私頼んでない!

椎名さん!

椎名さんの方を向くと、

「半分ずつにしよ。迷ってたんでしょ?」

あ。

また、先回りして甘やかされてしまった…

「ありがとうございます…」

どうすれば椎名さん気遣いの速さで勝てるのだろうか…