「い、いいって…」
「え、やったー!」
いいの?
椎名さんいい人すぎる。
この3人に質問攻めにあう未来しか見えなくて、
頭を抱える。
「お願いだから、迷惑かけないでね」
「「「だいじょーぶ!」」」
3人とも満面の笑顔とピース。
不安だ…
放課後がやってくる。
学校からすぐのコンビニに高そうな車が止まっている。
コンビニって言ってたし…
もしかして…?
と思ったら、運転席から椎名さんが降りてきて…
うう、様になる。
「あれは違うんじゃない?さすがに」
と結菜の声がする。
うんうん、そう思うよね。
椎名さんは周りを見て、私と目が合う。
「美夜!おかえり!」
っ…破壊力すごい。
笑顔で近寄ってくる。
3人は固まってる。
「ただいま…です。お疲れ様です。お忙しいのに…「ありがとう、のがいいかな」…ありがとうございます…」
「ん。でも俺も美夜の友達に挨拶しておきたかったから嬉しい。ありがとうな。」
と返される。
ほんと、完璧な人だなぁ…