さすがに、授業は出なきゃだから、

なんとか3人にお願いして、

席に座ってもらう。

みんな同じクラスなのが今日は辛い。

圧がすごい…

お昼休みになるやいなや、

いつもの部室用の教室に連れていかれて、

事情聴取。

「で?風邪だったの?」

と、結菜。横に首を振れば、

「ほぉ〜じゃあなんだったのかな〜」

とまくしたててくる。

可愛い顔と圧が不釣り合いだ。

「あと今日の髪がご機嫌な理由もな。」

うるさい、湊。

ご機嫌って表現気に入ったんじゃないよって思いながら睨んでいたら、

「あと、駅が変わった理由もね。」

って、笑顔で廉斗。

…一番怖い。

私は観念して、1つずつ順を追って話していく。

元々うちの家庭事情は知っていたから、

話終わるまでそう時間はかからなかった。

話終わって、顔を上げると、

なんかみんな複雑そうな顔。