「もー!驚きました!」

あのあと2人で抜け出して、

今は美夜のところの展示を見にきている。

手を繋いで。

俺のもんってアピールをかかさずに。

「俺も今日驚いたよ。運命だね。」

「う、運命…」

美夜が照れて固まる。

可愛い。

「美夜、好きだよ。」

「わ、私も好きです…」

顔を真っ赤にしながら頬に口づけてくれる彼女の腰を引き寄せてキスする。

もう離さない。

俺だけの可愛い可愛い猫。

捨て猫じゃもうないから、

俺が一生甘やかしてやるからな、

美夜。