「美夜、すごい良かった。かっこよかったし、可愛かった。俺の彼女はすごいね。」

と伝えると、

ふふっと嬉しそうな笑い声が聞こえて、

俺の胸に顔を押し当ててる。

あー可愛い。

いやいや、本題。

「視察は終わったんですか?」

廉斗くんが尋ねてくる。

「ん?してたよ、今。」

「「え?」」

4人が声をそろえる。

「俺ら、今日little witchの視察に来たんだよね、スカウトしたくて。そしたらびっくり。美夜たちだったから。」

「え、でも今日見にきたいってお話しいただいたのは、Witchの…ってええ!!椎名さんって!」

廉斗くんの動揺がまだ他の3人には伝わってないみたい。

「そう、俺らこの6人がWitchのメンバーだよ。」

「「えぇ!?」」

4人は驚いて、こそこそと話し始める。

「だから美夜の服にWitchのが?」

「ううん、あれは椎名さんのお姉さんにいただいて…あ、でも新作も予約の段階で貰ったってことは…」

4人は事態が読み込めたのか、驚いてる。