すごい賑わっている空間。

そこに入ってく、おじさんおばさん集団。

いやー、若い。青春って感じだなー

「美夜ちゃんどこ!」

恭介はルンルンで美夜を探す。

「バカ。まずはステージでしょ。晴翔も視察してから行くって声かけてるからまずは仕事!」

恭介の首根っこを掴んで綾が引き戻す。

そう、今日は視察も兼ねて、

このメンバーで美夜の文化祭にきてる。

美夜のクローゼットにあった服がずっと忘れられなくて、

タグにスタンプで押してあった、

「little witch」

の文字。

調べたらここの学生の立ち上げたブランドで、

今日の文化祭でファッションショーのようなものをするらしい。

から、俺が経営するWitchの社員全員で見にきたって感じだけど…

まぁ全員でも六人なんだけど。

幼なじみで久々のお出かけって感じだねー、

懐かしいー、

俺らの文化祭もさー

とみんな口々に仕事ということを忘れて楽しんでる。

まぁ、いつもそんな感じか…