飼い主の溺愛


ボーッとコーヒーを飲んでると、

インターホンがなる。

美夜が立ち上がるのを制して、

玄関までいく。

誰だ?

下のオートロックは鳴らなかったから、

恭介たちだろうか。

よく確認せずに開けて固まる。

「あ、晴翔…ごめん急に。」

「由梨さん…あ、昨日のですか?ちょっと待ってください。」

由梨さんを玄関まで上げて、

ライオンのストラップをとりにいく。

リビングに戻ると、

当然美夜が、

「どなたでしたか?」

ときく。

…隠すのも…な。

「由梨さんだったよ、このストラップとりにきたみたい。」

美夜は一瞬固まって、

「そうですか!」

と笑顔で勉強の方に戻る。

…気にしては…ないのか?