飼い主の溺愛


俺の部屋に入るなり、

美夜はずっと謝っている。

「みんなの前でいきなりごめんさない。あと、わがまま言ってごめんなさい…」

いや、可愛いわがままはほんと嬉しい、

けど、

クロくんが少し頭をよぎる。

まぁ、だからといって、

美夜を渡したいとは思わないけど…

「もう謝らなくていいから、な?美夜、寝ようか?」

美夜は顔を真っ赤にして、

ゆっくり恐る恐る布団に入ってくる。

可愛い。

俺は美夜の腕を引いて、

自分の方に引き寄せる。

「わっ!し、椎名さんっ」