美夜は俺が開いて見せた手の中にある、
ライオンのキーホルダーをじっと見つめる。
「…由梨さんの?」
「そう、それで電話してきたみたい。俺今日やっぱ仕事場で仕事でもするよ、仮眠室もあるからそこ行くよ?」
「…」
美夜は少し考えてから、
俺の手を引いてリビングの方に連れて行く。
なんだ?
「結菜、ゆうくんとこの布団ね、あとの3人でこの二枚の布団使って。」
美夜がみんなに言う。
え。
「美夜はどうすんの?」
湊くんの言葉。
そうなるよね、もちろん。
「椎名さんと一緒に寝る。」
驚く俺と、
それ以上に驚く全員。
「いや、美夜だから俺外出るって…!?」
「こ、こういうことだから一緒に寝ても平気っなの、じゃあおやすみ!また明日勉強頑張ろ!!か、解散!」
…!?
美夜は俺のシャツを下に引っ張って、
俺がどうした?って美夜の方を覗いたところを狙って、
キスしてきた。
…勘弁してよ…
これで同じ布団にねるの?
俺、我慢できるかな。
俺の背中を押しながら早く部屋を出るように催促する彼女をチラリと横目でみて思う…

