悩んで考えた結果、

「あ、ちょっとごめん。」

俺は電話がなったフリをして外に出る。

で、少しして戻って、

「俺、ちょっと友達とこ出かけてくるからみんな寝てていいからね、ごめんね、美夜家任せたよ。俺の布団使いなよ?」

家開けるのも、高校生だけにするのも、

やっぱり無責任かなぁ

でも残ると気を使わせるしなぁ…

そう思いつつ軽く荷物を持って、

玄関に向かう。

美夜が慌てて後を追いかけてくる。

「美夜、なんかあったらすぐ連絡して。駆けつけるから。ごめんな、急に出ることになって。」

美夜は何も話さず俯いてる。

うーん…

「じゃあ、楽しんでな。」

頭を軽く撫でて、

扉に手をかける。

ーっ!?