さすがに日付を超えてから、
寝る準備を始める。
みんなお風呂に入ってから集まってるから、
さすがに全員分はないけど、
布団を並べていく。
美夜の布団もリビングに運んでくる。
恭介はこの建物にある自分の部屋に帰るだけだが、
美夜にお気をつけてと言われて少しキョトンとしつつ、
俺をみて、まだ話してないことを悟ったのか、お礼を言って帰って行った。
由梨さんは迎えにきた彼氏の車で帰るらしい。
つまり、
若い高校生集団におじさん1人になっちゃったわけだけど…。
布団をくっつけて雑魚寝しようとするけどやっぱりきつそう。
高校生の子をこんなに家に泊めてるのに、
風邪でもひかして返したら、
親御さんも心配するだろうし…
「キツそうだね、さすがに。俺の布団も持ってくるよ。」
ぎゅうぎゅう詰めのみんなを見ながらいうと、
美夜が反応する。
「大丈夫ですよ!みんなでひっついて寝るとあったかいだろうし…」
と、湊くんと結菜ちゃんの間に挟まってる美夜がいう。
「それに、こっちがお邪魔してるし、人数増やしてるんで、申し訳ないです。」
廉斗くんが言う。
みんながうなずく。
でもなぁ…さすがに男女分けてあげた方がいい気もするし…
美夜の布団を戻して、結菜ちゃんと寝させて俺の布団持ってきて、俺が男子と寝る?
でも邪魔だよな、俺。

