千紘くんに続いて、薄暗い廊下を歩く。




「ーーーねえ、千紘くん」



「何ですか、せん、ぱ......」




振り向いた千紘くんが、最後まで言い切る前に。



千紘くんの唇に、軽いキスを落とした。




「......えへへ、隙ありっ」



「っ〜〜〜!」




真っ赤な顔でフリーズしてる千紘くん、可愛いっ!



そう、上機嫌でまた歩き出そうとしたとき、




「っ、先輩っ!」



「...わっ!」