「亮?大丈夫?」

そう声を掛けてきたのは俺のばあちゃん
体調を崩し母さんが入院している間俺の面倒を見てくれた

「大丈夫、すぐ元通りになるよ」

ばあちゃんは俺が母さんっ子だったのをよく知っている
「そう?気をつけてね、」そう言うと何かを察してくれたのかそれだけ声を掛けて行ってしまった

じいちゃんも来ていた
だが俺は声をかけるのをやめた、
親の気持ちは分からない…だが母さんは一人娘
その大事な娘を亡くしたのだ

今はそっとしておくのが良い気がした

ただ俺がそうしてもらいたいと思っているからそんな気がするのかも知れない