ねぇ、新………。
どうしてそうやって私をかばうの?
それも全部………私のことが好きだから?
だから守ってくれるの?
それでも………私は。

「ありがと………新」

嬉しいの………。
そんなふうに言ってくれて。

「うっ………、ひっ………っ!」

「怜奈、大丈夫だ。お前のそばにずっといる。約束しただろう?」

でも前の約束は………あの頃はまだ私を好きじゃなかったからでしょ?
だから今と昔よ約束は違う。

「本当のこと言ってよ」

「え………?」

「偽りじゃない、新の本音を聞かせてよ!!」

私には新の気持ちとは絶対に違う。
けど君をー。

「俺は………怜奈が好きだ。傷ついても怜奈のそばにいたい!!ずっと………っ」

それが………新の本音って信じてもいいんだよね?
ちゃんと………聞いたからね?
傷ついてもいいって。
だから………諦めなくてもいい?