美「ねぇ優也兄。」

優「なに??」

美「もしまた喘息出たり熱が上がったら痛いことしなきゃいけなくなるの?」


ベッドに横になりながらそう聞いてくる美音に言葉が詰まった。



優「そうだね。また頑張らなきゃいけないかもな。」

美「そっか……ごめん優也兄。もう1人で大丈夫だから」


優「え?」

美「今は1人にしてほしい。」


優「わかった。」



……美音は美音なりに考えることはあるんだろう。

だから俺はそれ以上は何も言わずに美音の部屋を出た。