それからしばらくすると点滴の効果か、美音は眠ってしまった。





駿「やっぱり優兄はすごいや。落ち込んでいる美音に俺はかける言葉も見つからなかった。」

優「……。駿お前も無理すんなよ。」



優兄が何も答えなかったのはきっと優兄の優しさだろう。

優「俺まだ仕事あるから行くな。今日は俺泊っていくから。」


駿「わかった。優兄も無理しないでね。」





俺は眠っている美音の頭をなでた。

駿「俺帰るね。また来るから」
そう声をかけると病室を後にした。