湊「なー。美音鈴木くんちに居るんだろ?本当に大丈夫なのかよ。」


駿「ハァ……大丈夫…。なんかあったら連絡くるし……こんな時に手を出すほどあいつは女に困ってねーよ……ハァ…ハァ…」



優「ならいいけど…お前も熱高いんだから早く寝ろ。」


駿「優兄と湊斗兄は美音の体調の事知らない事になってるんだからな?!ハァ…」


湊「分かってるけどさー……男の家だよ?しかも2人きり……」


優「まぁな……」





俺たちは美音が心配で3人とも眠れず俺の病室で深刻な顔をしていた。







その時

ブー……ブー……ブー……


俺の携帯が鳴り出した。


ディスプレイを見ると鈴木からだった。



駿「も。もしもし……ハァ…ハァ…」


悠『もしもし?っておい…お前も大丈夫かよ。』


駿「大丈夫だよ…美音は?」


悠『お前から受け取った薬飲ませてもう寝たけど…かなり辛そうだし熱もだいぶ上がってきてる。もしそっち連れて行くなら寝てる今がチャンスだと思うけど……』



その言葉を聞いて俺は優兄の顔を見ると静かに優兄は頷いた。



湊「鈴木くん。今から俺が迎えに行くから住所教えてもらえる?優兄は駿介が熱高いからそっち優先して。」


悠『分かりました。』















そして湊斗兄が美音を迎えに行き、美音はとりあえず再び俺の隣のベッドに戻ってきた。



優「2人揃って39.0°Cか……2人とも点滴だな。」


駿「ハァ…ハァ……」



その頃俺の熱はどんどん上がる一方で体はだいぶ怠くなっていた。