悠「もう少し寝てろよ。」
美「もう大丈夫だよ。迷惑かけちゃったら嫌だし…私帰るね!」
悠「え?迎え呼ぼうか?」
美「んーん。大丈夫。だから呼ばないで。」
悠「わかった。じゃあ送ってく。」
俺がそう言うと美音は少し考えたようだけどやっぱり首を縦には振らなかった。
駿介の言う通り1人になりたいんだろう。
美「私本当もう大丈夫だから。手当てまでしてくれてありがとう!じゃあまた学校でね。」
そう言う美音はどこか寂しそうで…
なんとなくこのまま放っておいてはいけない気がした。
美音は母さんにまで丁寧に挨拶をすると1人で帰って行った。
悠母「あの子…ちょっと心配ね。」
悠「だよな……じゃあ俺も父さん帰ってくる前に帰るわ。突然来てごめんね。」
悠母「私は全然!!あ、夕飯詰めておいたから家で温めて食べて?」
悠「ありがとう。じゃあまた。」
俺はそう言って実家を出た。
夕食詰めたって……
こんなに食えねーよ。