悠「じゃあ、俺はここで。」
美「え?駿介に会わないの?」
悠「いいよ、俺は」
色々とめんどくせーし。
なんて言わねーけど。
美「そっか。わかった!今日はありがとね!悠真くん!」
悠「また明日な。」
そう言って俺は美音と別れた。
はぁーっ
いい子でいるのも疲れるな。
つかなんで俺が駿介にパシられてんだよ。
まー美音が関係するから断らなかったけど。
帰ってタバコでも吸うか。
そして俺はタバコを吸いに一度家へ帰り、着替えて再びバイクで外へ出た。
ちょうど病院の前を通ったあたりくらいだろうか、
泣きながら走って行く美音の姿が見えた。
どうしたんだろうか。
いや、でもバイクなんて乗ってる姿見せるわけにもいかねぇし。
近くにバイクを停めて声をかけに行くことにした。
軽く走るとすぐに美音に追いつくことができた。
意外と足おせーのな。
悠「おい、美…ぉ…」
女「美音ちゃん!!」
俺の声をかき消すように美音の名前を呼んだのはさっきのおばさん……
美音の母ちゃんか?
なーんだ。
母ちゃん迎えに来てんなら大丈夫そうじゃん。
心配して損した。
あ、でも…
駿介はあいつと2人にするなって……