「ただいま」

シンとして真っ暗な家に明かりをつけた俺は特にこの後する事もなく、シャワーを浴びて歯磨きをしすぐに横になった。



駿「はぁー…」

今日は疲れたな。



家で1人もだいぶ慣れたもんだ。

もともと美音が入院してる時はよく1人だったけど。




そして俺は色々考えているうちにいつのまにか寝てしまっていた。









……寒い。

昼間は暑かったのに夜はかなり冷えるなぁ。





駿「ケホ…ケホ…」

俺は寒さで目を覚ました。

時計を見ると時刻は2時過ぎ。



俺は何となく重い体を起こし、リビングへ向かう。


そしてキッチンの冷蔵庫からペットボトルの水を取りダイニングテーブルの椅子に腰掛けて飲んだ。



駿「寒いけど…熱いや。」

そう思いながら冷たいテーブルにペタンと頬をつけた。







そして再びそのまま眠りについてしまった。



















目がさめると時計は8時。


駿「やべ…寝過ごした……」




俺は急いで優兄に電話した。




プルルルルル……


優『駿?どした?』


駿「優兄…ごめん。俺……美音は……もう学校向かった…?」


俺がそう尋ねると優兄は少し声が低くなった。


優『駿?今日学校休みだから。ちょっと今からそっち行くわ。』


駿「あ、そうだった…ごめん。いや、大丈夫だよ。」


優『いいからお前はじっとしてろ』



そして電話はブチッと切れた。