優「湊斗。今日はもう終わってるだろ?美音たちと先に帰っててくれ。」


美「優也兄は?」

私が不安そうな顔でそう聞くと優也兄はまた優しい笑顔になって


優「俺も今日は夕飯前に帰れるから今日は四人で外食でもするか?」


美「いいの?」


優「あぁ。その代わり来週ちゃんと心電図受けに来いよ?痛くないから。」


美「うん…本当に痛くない?」


優「心臓の動きを見るだけだから聴診みたいに胸にペタペタするだけだよ。」


…なら痛くなさそう!

美「うん!わかった!」



そう言うとお兄たちは笑顔になった。


私も安心からにっこりと微笑んでいた。













それからは湊斗兄の運転する車で駿介と私は帰ることになった。

でも気が付いたら私は車の中で眠っていた。


















優「……お。……みお。」


美「ん……」



優「夕食どーする?疲れてるなら家で食うか?」


美「ん…優也兄だっこぉ〜」


優「美音どーした??」

私を抱き上げる優也兄。



でも私はそんな会話は覚えてすらいなかった。