それから10分程経った。
それはここ数日の日課で……
美「お腹痛い……」
いつもより少しだけマシだけどそれでも痛い。
タイミングよく優也兄はお風呂に行ってるからトイレ行くなら今のうち。
私はすぐさまトイレに向かった。
美「オエ……ケホケホケホッ」
そう。最近食べたものは全て吐いてしまう。
吐いた衝撃で胸も痛くて涙が止まらない。
まだ気持ち悪いのにうまく吐けない。
優也兄戻って来そうだからまだ気持ち悪いけど一度部屋に戻ろう。
優也兄の部屋に入ると優也兄が腕を組みながら待っていた。
優「美音、俺に何か言うことあるよね?」
そう怖い顔をして言ってくる優也兄。
美「えっ……」
私は思わず俯いた。
優「美音!」
そう言うと優也兄はベッドに座りその横をポンポンと叩いた。
私は優也兄が怖くてポンポンと叩いた場所に腰かけた。
優「美音、なんで何も言ってくれないの?」
美「……」
優「美音お口ついてるでしょ。ちゃんと話しなさい。」
……そう言われても。
体調悪いなんて言ったらまた病院っ。
そんなことしたら迷惑かかる。
いらないって言われちゃう。
そんなの…そんなの…
美「……嫌だもん!!」
…怖かった。
ママの言ってることを100%鵜呑みにしたいわけじゃない。
だけど…ママは後悔してるって。
私なんか産まなきゃ良かったって。
優也兄だって、いつかそう言うかもしれないもん。
それならもう。
期待なんてしたくない。
もう何もかもが嫌で走り出そうとすると再び腹痛に襲われた。
今度はさっきより激しい痛み。
美「……っ!」
声にならないような声。
そして襲ってくる吐き気。

