ピピピピッ…ピピピピッ…と私の部屋の中に鳴り響く目覚ましの音。



美「ん……」

いつもはゴロゴロとしていてなかなか起きれないけど、今日は違った。














体を起こしリビングへ向かうと長男・優也兄が美味しそうな朝食をテーブルに並べていた。



美「優也兄…おはよう。」


優「美音ー!今日は早起きだな。おはよう。顔洗っておいで。」

いつもと変わらない優しい笑顔で私の頭をポンポンと撫でた優也兄。


美「うん!!」




そして顔を洗って再びリビングへ行くと今度は私の双子の兄・駿介が起きてきた。

駿「俺まだ夢見てんのかな。美音が早起きしてる。」

美「私だって早起きくらいできるもん!」

駿「うるせーよ。アホ。今日はたまたまだろ。」


美「またアホって言ったーー!!!駿介のバカ!!」




湊「こーら!朝から喧嘩しないの!」

そう言って起きてきたのは次男・湊斗兄。





両親は海外で働いてる為、私たち兄妹は4人で暮らしている。