「多すぎてどこに見学に行けばいいかもわかんないし…」 うじうじした私の態度に、も〜!と仁奈は口を尖らせる。 「そんなのビビッときたところにパッと行けばいいのよ!」 なるようになるわ!と背中をバシバシと叩くコミュ力の塊は私みたいなビビリの気持ちがわからないのだろう。 人ごとだと思って…と恨めしく仁奈をジッと見つめていたら、学校に到着してしまった。