「なんで悠人の家？？」



幼馴染で家も近いけど、小学生以来滅多に遊びに行くこともなくなったのに。



私が不思議がって聞き返すと、


「いいじゃん」


と言った。




「知り合いんだろ？恋愛ってもんを。

なら、まずは男と女が密室にいなきゃだよな」



悠人が突然そんなことを言うもんだから、
私はビックリしてしまった。




「み、密室…？」


「そう。二人きりじゃないと」



「何で？」



私がそう聞き返すと、「ハァー・・」とため息をついて、呆れるような顔で私を見てきた。



「な、何よ、その顔」


「いや、、本当にお前って、無知だよなー」



ニヤッと笑いそう言うから、


「何が？」


とまた返事してしまった。