逃げ場が運命の場所だった

別室登校を初めてまもない頃、私はワークを

無言でずっと解いていた

その時数学のワークをやっていた私はやり方が

分からなくて手が止まっていた

そしたら、T先生が教えに来てくれた

T先生は毎日1時間は別室の授業の監督の

先生に入っていた

数ヶ月が経過し、

先生との雑談、別室のお友達との関わりも

上手くいっていた

私は学校がとても楽しくなり、

T先生は、とてもお気に入りな先生だった

少し心も安定して、行ける授業だけでも

行ったり私なりにコツコツ頑張っていた

しかし、私はLINEで傷つくことを言われた

「好きな授業だけ来れていいな」

「楽できていいね」

当時はとても傷ついた

担任の先生とも上手くいっておらず

誰にも相談できなかった

けど、勇気を振り絞って言ってみることにした

話をしていたら…

「お前は甘えすぎた」

「周りの言ってることは正しい」

「教室に行ってないのに友達と遊ぶ権利はない」

とても傷ついた

それ以降LINEの悪口を言われることは

止まらず、教室に入った時の目線、声まで

全てが怖くなった

廊下ですれ違っただけで凄く見られるし

コソコソ話していた、私の事だと思った

この時、同時に家庭環境も悪くなった

色々積み重なり私の心はズタボロだった

初めて自傷行為をしてしまった

すごい罪悪感と安心感

ごちゃごちゃだった、何がなんなのか

わかんなかった

手を洗ってる時にT先生が通りかかった

その時にリスカが先生の目にとまってしまった

T先生は、固まっていた…

私は、嫌われた、もう信じれる先生はいないと

強く思った

私はすぐその場を走って去った