ひみつ

「莉奈!!急に座り込んだからびっくりした...大丈夫か?」


「ごめ.....すぐ収まるから.....」


もう.....もうダメなのかな...


「救急車呼ぶ?」


「ううん...大丈夫、すぐ治る.....」


止まらない咳に、息切れが激しい。


「ケホッケホッ.....ハァッ.......」


「莉奈、救急車、呼ばなくてほんとに大丈夫?」


「うん...うん.......ケホッケホッ.....治る...なおる.....」


無言で蒼くんは背中をさすってくれた。





少し経って、ようやく収まった...


「蒼くん.....ごめん...ありがとう...」


「それよりホントに大丈夫?」


「いつものことだから.....大丈夫...」


「早く元気になってな」


「ありがとう....」


「じゃぁ、また明日な」


「うん、また明日」


バタンっとドアのしまった音が家に響いた気がした。


また迷惑かけちゃった...


重い体を引きずって、自分の部屋に行った。


そのまま服を着替えて布団に横になった。


もう.....あと何ヶ月で私は死にますか?


あと何日で私は死にますか?