ひみつ

「ほんとにほんとに?」


サーっと、血の気が流れていくのがわかった。


「ひ、貧血なのかなぁ.....」


お願い頑張って...私の体...


「最近よく学校休んでるし、莉奈ちゃんほんとに大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ」


「り、莉奈.....保健室行く?」


蒼くんが不意に呼び捨てで呼んでくれた...


「ん.....ちょっと休もうかなぁ...」


「なら、行こっか」


腰を上げて、立ち上がる。


「莉奈、ゆっくり休んできてね?」


「菜月、春馬くん、雰囲気壊してしまってごめんね...」


「いやいや気にすんな!体調悪そうだし、俺らも無理させちゃったし」


「ありがとう...」


賑やかな教室を出て、静かな廊下を歩く。


「エレベーターで降りる?」


「うん...ごめん...」


「謝んなくていいよ?」


ゆっくり歩いてエレベーターに乗って、1階におりた。


息がだんだん上がってきた。


まだ全然歩いてないよ?私...


一週間ぶりに歩き回ったから?





「失礼します...」


「あら、莉奈ちゃんに三倉くん」


「莉奈がちょっと調子悪いみたいで...」