ひみつ

朝礼までと、先生はつきっきりで数学を教えてくれた。


「そろそろ時間だな、歩くのもゆっくりでいいからな」


「ありがとうございます」


筆箱とノートを持って、壁伝いに歩いていく。


「あっ莉奈ちゃん!!」


「菜月ちゃん...」


「体調大丈夫?」


「うん、大丈夫」


「ほんと?無理しないでね...」


教室に入ると真っ先に駆けつけてくれた菜月ちゃんにつれて、色んな人に声をかけられた。


麗奈達以外は...





「莉奈ちゃん、大丈夫?」


「蒼くん...心配ばかりかけてごめんね...」


「いやっ全然、俺の事気にしないで? あ、今日俺部活休むから、今日は早めに帰るか」


「え、蒼くんも体調悪いの?」


「いや、足首調子悪いからベンチで座るより莉奈ちゃんと話したいし」


「へへっ...」


「て、照れないでよ...」


蒼くん、蒼くんへの愛がますます膨らんでいく。


そんなに話した回数多い訳でもないのに、会って話す度に好きになっていく。


1週間も我慢したから...爆発しそうだ...


「体調悪くなったら俺に言えよ?先生呼んでやるから」


「う、うん。」