ひみつ

疲れてたのか、目が覚めたら夕方だった。


やばい体力ないじゃん私...


「莉奈、起きたのね、ご飯食べれそう?」


「ちょっとだけ...」


食欲も恐ろしいぐらいなかった。


梅がゆをお茶碗半分ぐらい食べて、胃はもう受け付けなかった。


「明日から、また学校行けそう?」


「うん...」


今日は早く寝て、明日に備えよう。


次の日の準備をして、寝ることにした。





「な...莉奈起きれる?」


はっと目が覚めると朝だった。


「うん...」


体を起こして、顔を洗ってご飯を食べて制服をきる。


なんか全てが懐かしい気がした。


「行ってきます!」


耳に白いイヤホンを入れて、音楽を聴きながら歩いた。


まだ学校が始まる1時間前だけど、早く行って色々しないと...


学校に着くと、職員室に行った。


「高瀬!大丈夫か?」


「はい、だいぶマシになりました...」


「無理するなよ、ほんとに、しんどくなったらすぐ言えよ?」


「はい...」


「あ、こないだ席替えしたんだよ、何かあった時のためにって、席は1番窓側の席のの一番後ろな」


「は、はい。」