「エドガー、これを野菜ごとに茹でて」
「オクラは切らなくていいの?」
「うん、オクラは空洞が多いから、切ってから茹でると水っぽくなっちゃうの。だから、茹でてから切るんだよ」
エドガーは「へえ」と感心するように言って、沸騰した鍋に野菜を入れていく。
野菜が茹で上がると、手持ち無沙汰にしていたバルドさんにフォークでジャガイモを潰してもらった。
その間に私はオリヴィエに手伝ってもらいながら、豚バラ肉を三枚横に少しずつ重なるように並べてアスパラやニンジンを手前に置く。
「オリヴィエ、これを手前からくるくる巻いていって」
「わかりました。こういう細かい作業は得意ですので、任せてください」
オリヴィエは自負した通り、豚バラ肉の重ね方も均等で見た目が美しい肉巻きを作っていた。
「雪、ジャガイモを潰し終えたぞ」
バルドさんがジャガイモを潰したボールを持ってきたので、私はそこに牛乳を大匙二杯と塩コショウをかける。


