「いや、本当のようだな」
バルドは険しい顔で大剣の柄を握り、外へ出る。
それに続いて私たちもランチワゴンを降りると、見るからに荒くれ者だろう男たちがぞろぞろと木の陰から姿を現した。
「諦め悪いやつもいたもんだなあ」
「……なるほど」
荒くれ者たちの反応を見たエドガーは、なにかに気づいた様子ですっと目を細める。
「きみたちはロズベルトさんに間違った試験会場を教えた人間に雇われたんだね」
図星だったのか、エドガーに断言された荒くれ者たちは狼狽える。
そこへ追い討ちをかけるように、エドガーは言い放つ。
「罠だって早く気づいた人がこの道を通って試験に間に合ってしまわないように、念のため近道であるここで待ち伏せして襲うつもりだった。違う?」
そこまで細かく言い当てられてしまったからなのか、荒くれ者たちは隠すのは無理だと悟ったようだ。
「そうだ、航海士の試験を受ける受験生の中に金持ちの子息がいるんだよ。受験生も少なければ、ちょっとくらい点数が低くても人員確保のために合格するからな。そのためにライバルは少ないほうがいいってわけだ」
洗いざらい自身の加担した犯行について吐くと、荒くれ者たちは小型のナイフを手にじりじりと近づいてくる。
だが、エドガーが動じることはなかった。
「ということはロズベルトさん以外にも、罠にはめられて試験を受けられなかった者がいるんじゃないか?」
「まあ、そういうことになるな」
その答えを聞いたエドガーは、バルドを振り返る。
バルドは険しい顔で大剣の柄を握り、外へ出る。
それに続いて私たちもランチワゴンを降りると、見るからに荒くれ者だろう男たちがぞろぞろと木の陰から姿を現した。
「諦め悪いやつもいたもんだなあ」
「……なるほど」
荒くれ者たちの反応を見たエドガーは、なにかに気づいた様子ですっと目を細める。
「きみたちはロズベルトさんに間違った試験会場を教えた人間に雇われたんだね」
図星だったのか、エドガーに断言された荒くれ者たちは狼狽える。
そこへ追い討ちをかけるように、エドガーは言い放つ。
「罠だって早く気づいた人がこの道を通って試験に間に合ってしまわないように、念のため近道であるここで待ち伏せして襲うつもりだった。違う?」
そこまで細かく言い当てられてしまったからなのか、荒くれ者たちは隠すのは無理だと悟ったようだ。
「そうだ、航海士の試験を受ける受験生の中に金持ちの子息がいるんだよ。受験生も少なければ、ちょっとくらい点数が低くても人員確保のために合格するからな。そのためにライバルは少ないほうがいいってわけだ」
洗いざらい自身の加担した犯行について吐くと、荒くれ者たちは小型のナイフを手にじりじりと近づいてくる。
だが、エドガーが動じることはなかった。
「ということはロズベルトさん以外にも、罠にはめられて試験を受けられなかった者がいるんじゃないか?」
「まあ、そういうことになるな」
その答えを聞いたエドガーは、バルドを振り返る。


