生理的に無理、本当に無理。顔が近かった、生暖かい吐息が肌にかかって、もう、本当に…。 「最悪…っ」 あの男は自分とのキスが私にとっての良いコトと、なんで思っているのだろうか。 対して仲の良くない、良かったとしても、好きでもなんでもない相手にキスされて喜ぶ馬鹿がどこにいるのだろうか。 今すぐにでも唇の皮膚を消毒したい気分に駆られながら帰路を歩く。 なんどか唇を擦りひりひりした。 なんなんだあの男。