–ヨヌside–

母「あんたなんか産まなきゃよかった‼︎
あんたがいなけりゃ今頃アタシは
幸せになってたのに‼︎死ね‼︎
あんたなんか死んじゃえ‼︎」

ヨヌ「やめて……やめて…お母さんっ‼︎」

女2「ちょっとヨヌ⁉︎どうしたの⁉︎
起きて‼︎起きてってば‼︎」

ヨヌ「ッハ …ッハ……ッハ…」

女2「大丈夫?大分うなされてたけど…」

ヨヌ「…大丈夫だよ、気にしないで♪」


僕は母に捨てられた。
僕が5歳の時だった。

いつだっただろう……
父さんが帰ってこなくなったのは。
あの頃は何で父さんが帰ってこないのか
不思議で仕方なかった。
今考えたらすぐにわかることなのに。
あの時はそれが悲しくて、
母に何度も聞いた。

ヨヌ「お母さん、お父さんはいつになったら
帰ってくるの?僕、約束したんだ。
一緒にキャッチボールしようって。
ねぇ‼︎お母さん‼︎いつ帰ってくるの⁉︎いつ⁉︎」

母「っうるさいわね‼︎
こっちが聞きたいわよ‼︎;;」

母は日に日に病んでいった……。
それでも僕を育てるために
働かなければならなかった。
母は水商売を始めた。