『わたしは〜《それなり》が
もう嫌なんれす〜。親に言われた通り
良い会社に入って〜、なんとなく仕事
して〜。こう、なんてゆ〜か〜刺激が
欲しいんれす!!!やり甲斐を感じたいんれす!!!』

「《それなり》も時には
いいと思うけどなぁ〜」

『おじさんはどうなんれすか〜??』

「私は毎日、毎日忙しいながらも
やり甲斐を感じているよ(笑)」

『いいなぁ〜。わたしもそんな風に
毎日充実してますって顔して笑いたい』

「お姉さんの言う刺激って?やり甲斐って?」

『んんー、例えばれすよ?
ある日突然アイドルと出会って〜』

「出会って?」

『んんー、その先は考えてなかったれす』

「ハハッ、お姉さん本当に面白いね(笑)
ところでお姉さん掃除、料理、洗濯、得意??」

『もっちのろん!!得意れすよ〜。
大学の時から1人暮らしれしたし
いつか、いつか彼氏ができた時の
為にって、料理も毎日作ってましたし〜
でも彼氏なんてできませんれしたけど〜-3-』

「お姉さん、私の所で働く気は無いかね??」

『え〜〜、どんなお仕事れすか〜〜??
またパソコンの前で永遠と入力なんて
嫌れすよ〜〜』

「お姉さんの言う刺激っての?
与えてあげられると思うんだけどな?」

『あ〜や〜し〜。あやし〜れすよおじさん!』

「ハハッいきなり言われてもそうなる
よね(笑)」

『でも、いいのかも。
あれこれ考えずに物事とぶつかってみるのも』

「え?」

『おじさん、わたしやります!!!
丁度こっちでの仕事も探してたし!』