『ど…どうでしたかね?』

ヨン「まぁ、いいんじゃねぇの?」

『よかったぁ〜…。』

ヨン「おい、お前さっきの曲
歌ってみろ。俺たち用に作った曲だが
バラードだ。お前でも歌えるはずだ。
歌詞はさっき速攻で考えた。ほれ!」

ヨンギさんに渡されたのは
さっきまで私が弾いていた曲の歌詞。

『ごめんなさい………。
私、歌は歌わないんです。
恥ずかしながら、中学の時に
すっごい下手だってクラスの
女の子たちに散々バカにされまして……(笑)
それっから極力、歌は避けているんです』

ヨン「いいから、歌え。」

『でも………』

ヨン「でもじゃねぇ、いいから歌え」

『きっと凄く下手だと思いますよ?
ヨンギさんのお力にはなれないかと……』

ヨン「いいから!歌えって!」

『もう!どうなっても知りませんからね!』