「つまり!俺らは遼の妹が大事だってわけだな!」



奏斗さん…



私は気がつけば涙を流していて、周りの人も涙を流していた。



「我が妹よ!これらかもspadeを…俺を支えてくれ!!!!」



と、こっちを全員が向いた。



周りはどこを向いてるのか分かっていないらしい。



そして、私はみんなに顔を向け…



小さくほんとに小さく頷くと



「よーし!最後の曲行くぜ!!」



みんな私が頷いたのに気づいてくれた。



みんな…ありがと!!!!



そして、LIVE終わり私と一花はある作戦に出た。



亜子ちゃんとはぐれたというていで、楽屋に向かった。



するとさっきの警備員がいた。



「えっと、友達で連れてこいと。」



「どうぞ。」



そして、楽屋に向かう廊下で



「あすか良かったね。あんなふうに想われてるなんて…羨ましい!!!!」



「うん…びっくりした。」



「いいお兄ちゃんだね。」



「うん。自慢の兄だよ。」



コンコン「私」



「どーぞ」



「一花?入るよ?」



「うん…」



緊張してるのか、一花は私の手を握りその手は震えている。



「あすかちゃん!」



「あすか!」



「あすかちゃん!」



「あすかちゃん!」



みんなが私を呼ぶ。



「あれ、泣いてたでしょ」



「泣いてなんか…」



「あすか…泣いてましたよ大号泣」



「い、一花!!!!」



「君が一花ちゃん?」



お兄ちゃんが一花に近づく。



一花はと言うと、顔を真っ赤にさせて、足が震えていた。



「お兄ちゃん。少し離れて。一花が死んじゃう。」



「あ、ごめん。一花ちゃん、いつもあすかがお世話になってます。」



「い、い、い、いえ!こ、こ、ここここちらこそお世話になってます!」



「一花緊張しすぎ。」



「だ、だってぇ」



「お礼を言いたかっただけなんだ。今日はこのまま帰るんだったよね?あすか以外は。」



「うん。」



「そっか。LIVE、来てくれてありがとう。急に引越しを決めてごめんね。」



「いえ。仕事の都合だと聞いているので…」



「あすか駅まで送ってあげな」



「うん。そのつもり、みんなお疲れ様!」



そう言って楽屋を出た。



「一花、大丈夫?」