湊を呼んだが、頭が真っ白な
ようだった。
今、治療に参加させるのは危険と
判断した、俺は救急センターに
向かった。








ちょうど、楓ちゃんが運ばれてきた。
その姿に……傷だらけの姿に……

俺は、事の重大さをしる。




込み上げる、涙を抑えながら
楓ちゃんを治療した。





















あんなに明るかった、楓ちゃんが、
今では、痛々しい状態で眠っている。


命は助かった。しかし余談を許さない。
楓ちゃんは恐らく運転中に発作を
起こし、パニックだったのだろう。
運ばれてきた時には、
心臓がかなり弱っていた。
手術をしたいが、体力的に
無理があった。






運ばれてきた日から湊は、楓から
ひとつも離れずに
看病していた。