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それから、数日が経ったお昼休み。
「未桜?どっかいくの?」
「あ、ちょっと用事があって」
不思議そうな顔をする悠莉に気づかないふりをして、私は教室を飛び出した。
そうして向かったのは、律くんたちがいる屋上──ではなく、人気が少ないところで有名な西練の裏庭。
「約束通り一人で来たみたいね」
ふっ、と、あまり向けられては嬉しくはない笑みを浮かべる女子生徒三人。
そのなかでも真ん中の女の子....がボスだろうか。
ミルクティーベースのセミロングに、バッチリメイク、適度に着崩された制服。
イマドキのJKという感じで、すごく美人さ
ん....!
その顔には見覚えがあり、記憶を辿らせてみると。
あっ、同じクラス(?)の....えーと、矢加部さん....じゃなくて矢野さん?
あとの二人も、同じグループの子だったような....?
入学して3ヶ月ほど経っているのにも関わらず、クラスメイトの名前も覚えてない私も怖いけど.....。



