「あれ?みーちゃん顔真っ赤!どうしたの!!」
湊くんの言葉通り、私の顔はりんごのように真っ赤に染まっていることだろう。
他のみんなも、不思議そうな顔で私を見ていた。
....って、もしかして、さっきのアレ、誰も見ていないの?
そういえば、うまく律くんの背中に覆われていたような...。
律くんの方に視線を移せば、律くんはニヤッと余裕そうな笑みを浮かべていた。
や、やっぱり、確信犯だ.....!
「あ、えぇと...なんでもないで...じゃなくて!なんでもない、よ」
焦っていたからか、たどたどしい口調になってしまった。
う、律くんの意地悪.....!
「ふっ」
後ろでクスクスと笑う声には、聞こえいフリをさせてもらった。



