律くん、なんでお父さんのスマホの番号知ってるんだろう.....?と考えていたら、と冬哉くんに倉庫に連れていってもらったことを思い出す。
そういえば、帰るときに湊くんにお父さんの名前を聞かれたんだった....。
それが律くんに伝わって、律くんは大企業の長男っていう立場だし、お父さんのことを知っていてもおかしくない....ということ?
「お父さんって、元々律くんと知り合い....?」
「桜雅グループのご長男だろ?そういう会場で挨拶を交わした程度だったと思うぞ」
お父さんの話によると、そのときに渡した名刺に番号が書いてあったとか。
....私よりお父さんの方が律くんと先に会っていたなんて、なんだか変な気分だ。
「お父さん、律くんと電話でなに話したの?」
気になるのは、そこだ。
するとお父さんは、なぜかビシッと私の額にデコピン。
「っぅ、なに....!?」
「────桜雅君が話してくれたんだよ。未桜が俺たちに言わなかったこと全部」
「え、ぜんぶ....って」



