「....私こそ。捜査協力、感謝しています」
冗談を交わすように、ふふ、とはにかむ志穂さん。
ふんわりとした綺麗な笑顔に、駿くんが女性なら志穂さんみたいに美人さんなんだろうなあ、なんて考えてしまう。
「私が言えたことじゃないけど、蒼唯さ....、未桜ちゃん。今日みたいに自分をオトリに使う、みたいに自らを危険に晒す行為はダメだからね?」
「....、はい」
志穂さんが後方を指差したので、そちらに身体を向け直すと。
みんな....、というか主に律くんが無表情でコクコクと頷いていたので、う、と言葉につまる。
「ふふ、じゃあ私はもうそろそろ行くわね。バカな弟にコキ使われたせいで、仕事たまってんのよ~~」
「な、なんかすみません....!ありがとうこざいました、志穂さん」
「いーえ、こちらこそ。あんな弟だけど、これからも面倒見てやってねー」
「はい!こちらこ....っ、え。面倒....?」
「え?未桜ちゃんって駿の彼女じゃないの?」



