赤いただれたような痕に、目を見開く。
元々由良くんから''クスリ''を使用しているとは聞いていた....けど、ここまでとは。
痕の数からして、かなりの頻度で使っていそうだ。
「その人から''クスリ''貰ってたんでしょ?....コレ、立派な犯罪ね」
クイ、と顎で香山を指す由良くんに、ぐっお顔をしかめる中村さん。
まさに、''図星''って反応。
「ま、こっからはプロに任せるけど
....ね、駿?」
「おー....。もうそろそろ来ると思う──っと、噂をすれば」
開いていた扉から、カツ、カツ....ヒールを踏む音。
じっとそちらを見ていると────数人を連れて現れた、ひとりの女のひと
「....ったく、いつまで待たせんのよ」
「はは、ごめんー」
「相変わらず能天気なんだから。
....で、そいつが?」
「...そ。じゃあこっからはヨロシク」
近づいてくる、女のひと。
キッチリとしたスーツに身を包んで、鎖骨あたりまでの黒髪をふわりと揺らしている。
彫りの深い顔立ちに、白い肌がよく映えていて。
「(すごく、綺麗なひと....)」



