悠莉らしいメッセージに、くすりと笑みがこぼれる。
ほんとう、悠莉には感謝してもしきれない。
【ノートもみんなのこともありがとう!こんどスイーツ奢らせていただきます....!】
.....と、送った瞬間に''既読''の文字。
相変わらず既読早いな、と画面をぽーっと見ていると。
【ありがとー。じゃあ未桜が治ったらコンビニの新作スフレ・プリンで♡
....って、あのね。今日わたし1日桜雅君のこと観察してたんだけど、】
【律くんをかんさつ、、?】
【未桜がいなくてヒマだったんだもーん。ふふ、それでね。桜雅君、ときおり寂しそーに未桜の席見つめてたよ】
そのメッセージのあと、うさぎの目からハートビームが放出されているスンプが連続で送られてくる。
「っ、え.....?」
ドキン、と心臓がわかりやすく音を立てる。
律くんが、私が来なくてさびしそう....にしてた?
なんだか、ちょっとうれしい.....なんて、緩みそうになる頬にぐっと力をこめる。
あ、あぶないあぶない.....っ。
悠莉のことだ、ぜったいからかっているだけ。



