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「いやラブラブすぎん?」
昼休み、裏庭にて。
赤面必死であのお泊まりの日のことを相談したら、悠莉はケロッと一言。
「.....らぶらぶじゃない」
「桜雅君って、以外と独占欲つよめなタイプなんだねえ~」
悠莉聞いてないし。
『なんか未桜、朝から様子変じゃない?ハナシきくよ~~』という悠莉の言葉に甘えて、相談してみたらこの様だ。
「''ふたりきり、ベッドで一夜を明かす''なんてロマンチックじゃんっ」
んふふ、と頬を緩める悠莉に、私は視線をずらす。
もし、ほんとうの''恋人''なら、そうだけど。
「.....だって、私と律くんは──」
普通の恋人同士じゃない、から。
黙りこんだ私に、悠莉は深いため息をひとつ。
「あのねえ、未桜の気持ちもわかるけど。もう少し察してあげて.....!」
「察する?.....なにを?」
「......はあ。うん、わたしは未桜の鈍ちゃんきらいじゃないけど。不憫だね、桜雅君」
「......うん?」



